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Drummer,BeatMaker, 御木惇史 a.k.a.難病BEAT声蔵の Deepでいなたいずるむけ日記。
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繋ぐ作業が今日も続いている。

今日は、D.L a.k.a. ぼぼじぇーむす について個人的な解釈とちょいと気持ちを書こう。

まず世界レベルで通用してる数少ないプロデューサーであり、堀り師であり、トラックメイカーである。

このジャンル「j-hiphop」という枠組み・ジャンルで聴いてる 過去のさんぴん世代。
もちろんBB時代のMCとしての流れもあるわけでそこの枠組みに入ることには違いない。

本人がどう考えても どうにもできないものがあると思う。
それを自分らで作り上げて来たことにも 間違いないわけだから。

ただし、俺個人としては BBもさんぴんもエルドラドやその他の流れも

太く光る70年代のfunkも80年代、90年代のhiphopも聴いた上での今の音源があるわけで。

本人が意図している【理解】や【楽しんで欲しいゲームへの参加】はその人達なりに、1周や2周くらいしてから聴いて欲しいというのがあると思う。本人が言っている【きっかけになればいい】に集約されている。

他のジャンルを聴いている人にいきなり聞かせてもその味と匂いの魅力はあまり伝わりきれないかもしれない。そして サンプリングへの興味や理解がないともっと難しい話だ。

いわゆる、的は狭く深いもの。の一面も、ある。

でも俺は、ミュージシャンでも作曲家でもない彼に「人生の夢のアイテム」を貰える気がしてる。

そこには 理論も制約もない、自由な発想とセンスだ。

それを「芸術」という域までに追求し続けて、探し求めて、多くの人に伝わっていることが素晴らし

い。今回のCDを聴いても、声は入ってないし、Rapもない。

だけど、人間性が滲み出ている。それが音楽だろう?いや、彼なりのhiphopだろ?

変な枠組みがあること自体俺はすごく嫌だが、純粋に世界中で、同じ日本人として見ても、尊敬できるアーティストの一人だ。

考えてみると、中学生時代に公園でパブリックエナミーをかけながら友達と遊んでいた。
ラジカセをチャリの前かごに入れて運んでた。

そして人間発電所、シャカあたり、で聴いて「純粋に格好いいなぁ。」って。
なんか 違う、宇宙から来た人の「表現」をみたような感覚だった。

その格好いい。ってのをやってる確信犯だった。
個人的に素晴らしい作品は「Funky Methodist」の黄色い世界とブラックな世界が好きだ。
素晴らしい、これぞ「トラック」と言えるものだろう。

じゃなきゃ、他ジャンルで聴けるからだ。
飽きてしまうからだ。ループさせるにはそれなりの理由(ワケ)があるからね。

そして、そこから中学を卒業して、専門に入り、違う音楽をやったり聴いたりしてた。

18くらいまでは全然興味もなかったし、聴かなかったなぁ。

そこで親友から久々に聴いた、人間発電所LP。
これには、座布団から3mくらい飛んだのを覚えている(笑)

当時の感覚が蘇った瞬間と、溢れるエネルギーと、「ここまで やっていいのか」というぶち壊す気持ちだった。
中学から18までに聴いてきたなかにない【蜜】があったね。バイブスというか。

それと 何重にも組み込まれている イルな罠 にもすっかりはまった。

しっかり聴くとFUNKだったりJAZZだったり、色々なメッセージ性が組み込まれているからね。
ここではあえてリリックのことは書かない。もちろんリリックもジャケにもアートワークにも、その

他動き方、生き方にも試行錯誤が何重にもなってる。
リリックもそうだけど、自分自身は音で間違いなくやられたし、そこでの表現方法に可能性を感じる

からだ。

そうD.Lだけじゃないけど、当時の感覚を呼び起こしてくれたり、
同じ信念を持ち続けて踏ん張ってきた人の「変わらぬメッセージ」が本当に嬉しい。

僕自身はこの人から受けた影響は数え切れない。計り知れない。

元々のキャラとやっていることが「普遍性」をもって聴けるものかどうかは分からない。
しかし、個人的にはもっと幅広く聴いてもらえるものだと感じる。

そういう良い人材を、各自、自分なりにろ過して、次のステップに繋げて欲しいと思うね。
何度も言うが、D.Lに限ったことじゃない。
単純に薦められたものを聴くのも良いが、本当に自分が良いと思ったものを10年単位で掘り下げて、まさぐってみて欲しい。

 遊び心の極みでもあるし、追求し、譲れない信念でもある。その美学を堪能して欲しい。

その遊び心と追求心が あの人の歩んできた「時代」でもあるんだよね。
それがまた美学なんだな。

追伸:プロフェッショナルの境目が分からない奴が多い。
分かる人は分かる。見てる人は見てる。ということにしておこう。
一番、境目が分かりづらいジャンルかもな・・。
それを見てきて すごく感じた。

ありがとう。

続く・・・

御木惇史 a.k.a. 難病BEAT声蔵
Atsushi Miki Official Web Site > >

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